人間ドックの結果で異常が発見された場合

人間ドックでは異常が発見されると不安になってしまうものですが、検査を受けた人の中で異常が発見されなかった人の割合は僅かとなっている統計データが公表されています。ほとんどの人が病気にかかっているというわけではなく、検査機器の性能が上がっていたり、検査の精度が高くなっているのが理由とされています。異常が発見されれば再検査を行うことになりますが、病気が発覚するのを恐れて再検査に行かない人も多くなっています。企業に勤務していれば健康診断は事業者が受けさせる義務を負いますが、人間ドックは本人の意思で受けるものですから、健康状態を把握すするためには再検査も確実に受けることが大切です。

人間ドックでは健康診断でも行われている法定健診とオプション検査の組み合わせで利用しますが、法定健診で発見される以上は比較的軽度のものが多く、オプション検査で発見されるものは重大な病気に繋がりやすいのが特徴です。もちろん必ずしもこのようなケースに当てはまるとはいえませんので、本人の健康状態によって変わってきます。人間ドックは自由診療ですから健康保険は使えませんが、再検査になった場合には健康保険の対象となりますので、費用に関しては通常通りの診療報酬となります。健康診断や人間ドックは健康な人が受けるものですから、治療ではないために健康保険が使えませんが、再検査は病気の疑いがあるために受けるものですから健康保険の対象となります。