神経内科とはどのような病気を扱っているか

内科では風邪などの感染症のほか、精神的なものなど様々な症状を診てくれます。ですが、それぞれの病院には得意としている分野があり、より詳しく診てもらうには専門の医者にかかる必要があります。神経内科は脳神経内科とも呼ばれ、神経や筋肉、脳や脊髄の病気をみるところです。しびれや物を握った時うまく力が入らないといった時に診てもらうことが多い科です。

その他にはめまいがある、歩きにくい、よくころぶ、しゃべりにくい、頭痛がひどい、ものが二重に見えるなど、脳に異常があるかもしれない場合にも受診することができます。神経内科では頭痛や脳卒中、パーキンソン病のほか、認知症やてんかんも専門に扱っています。特に頭痛の場合は近年症状を訴える方が多くなっていることから頭痛外来として設けている病院もあります。頭痛の場合、主な検査方法はMRIやCTです。

画像を見て脳に異常がない場合、頭痛薬の詳しい指示や予防薬の服用、生活習慣の見直し、などを行います。ものが二重に見える場合は片目ではぼやけないが、両目で見るとものがぼやけて見えるときは視力が原因でないことが多く、眼球を動かす筋肉が痛んでいるときもあるので眼科には行かないようにします。歩きにくかったりよく転ぶ場合にも脳や神経が関係していることがあります。脳だけでなく多角的に症状をとらえることができるので、一般の内科で解決しなかった場合に受診すると症状が和らぐことがあります。