人間ドックで健康状態を確認

病気は症状があらわれたときには既に進行していることが多く、早期発見のためには人間ドックを受診して健康状態を確認することが必要になります。最近おなか周りの脂肪が増えてきたり、血圧が上がってきたなどの不安要素がある方は、この機会に人間ドックを受けてみることをおすすめします。また身内にがんや糖尿病を患っている方がいたり、年齢が35歳を超えている場合なども、初期の段階での病気の発見や生活習慣の改善につながるので人間ドックを受けてみましょう。人間ドックの一般的な検査では、身長・体重の身体測定、視力・眼圧・聴力などの目と耳、心電図と胸部レントゲン撮影、尿・便の潜血などの確認と血液の検査などがあり、糖尿病や肝炎に対する検査も行われます。

また、人間ドックにはさまざまなプランがあり、重点的に検査する部位によって検査内容が異なってきます。例えば消化器系をメインに行うプランでは、胃がんの要因となるピロリ菌検査や血液中のペプシノーゲンを確認して萎縮性胃炎が発症していないかなどを調べます。年齢が上がるにしたがって病気を発症する確率も増えてくるため、総合的な検査の他にも、詳細に分かるCT検査や頭部のMRI、がんの早期発見になるPET検査などの専門性の高い検査も受けておくと安心です。こうし検査を受ける際には前日に食事制限などが必要な場合もあるため、受診前には必ず確認しておきましょう。

受診したことでがんや狭心症、高血圧、肝炎、高脂血症などが見つかることもあり、早い段階での病気の治療と生活習慣の改善に役立ちます。