循環器内科とはどういった診療を行うか

内科は手術などを行わず投薬などによって治療をする科の事を指します。内科でもそれぞれ専門分野がわかれており、病院によって得意分野があります。循環器内科では心臓や血管、血圧などの変化をおもにみています。虚血性心疾患である狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症、不整脈や心筋炎、いろいろな基礎疾患による心不全などの心臓系、高血圧症や大動脈瘤などの血管系が専門です。

その他には高脂血症、糖尿病なども診ることが可能です。循環器内科での主な治療、検査は投薬、聴診、超音波検査などがあります。大きな病院になると、カテーテル検査、ペースメーカーや植込み型除細動器手術なども行います。カテーテルは手首から入れ、心臓の様子を見るので技術が必要になります。

局所に麻酔をするのみで、意識はあるので、医師のやりとりを聞くことも可能です。カテーテルを入れ異常があった場合はステントなどを入れ血管を広げる手術をします。一般の医院では特に循環器の疾患は生活習慣が重要となるので、喫煙や飲酒の程度、食事の仕方、運動量などアドバイスをすることもあります。中性脂肪値が高い場合は薬によるコントロールの仕方も指導しています。

心臓は生きていくために必要な臓器です。締め付けられるような痛みや特定の動作をした時の胸の痛み、動悸や息切れ、横になると痛みが増す、失神を起こす、身内に突然死の方や心臓に病があるといった場合は早めに循環器内科を受診するようにします。