心療内科とはどのような症状をみるのか

内科は一般的に外科的手術を行わず投薬などによって治療をする医療です。内科には風邪などを診る一般的なものの他に循環器内科などさらに詳しく分類されています。病院や先生によって得意分野が違うので症状に合わせて病院を選ぶことが大切となります。心療内科は普通の場合と違い、風邪などの症状は診ません。

心と体の調和を図り、バランスが崩れているようならば改善をしていく場所です。そのため、心に傷を負ったり、悩みがあったりして体の不調を訴えている方の診察をしています。精神科と違う点は精神科が心の病を患っている方を診るのに対し、心療科ではどのようなことが原因で不調になるのか見極め、改善策を提案するというところにあります。心療内科が診る病として、嫌なことがあった時や緊張した時に出やすい心身症、胃腸の調子が悪いと言ってはいるが検査の結果何もなく、過敏性腸症候群などの症状がでる消化器心身症などがあります。

いきなり薬での治療は行わず、医師との関係づくり、自分の症状への理解からスタートします。そのうえで薬での対処療法や、リラクゼーション、ストレス軽減などの心理療法が始まります。特に心身症の場合は頭痛や糖尿病、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、胃潰瘍などを引き起こします。また、なんとなくだるい、便秘や下痢を繰り返す、疲れがとれない、動悸や息切れめまいがあるといった症状がでることもあります。

朝起きるのがつらく仕事に行かれない場合は一般の科ではなく心療系にかかるようにします。