人間ドックで異常が見つかりやすい項目

人間ドックのドックは犬のドッグではなく、船を修理・点検するための設備であるドックから来た言葉です。ドックに停泊させて、船を点検するように、病院に一泊入院してゆっくり健康状態をチェックする、それが人間ドックです。人間ドックを受けて、全く異常なしと言われる方の割合、わずか10%程度だと言われています。精密検査をうけることによって、多くの方が何らかの異常を発見します。

異常が発見されるということはあまり喜ばしいことではありませんが、知らずに放置すればさらに病気が悪化する恐れがあるわけです。病気は早期発見、早期治療が重要ですから、人間ドックで何か病気が見つかった場合、それは良かったのだと考えるべきでしょう。人間ドックで異常が見つかりやすいものの一つに肝機能障害があります。肝臓が静かな臓器と言われるように、病気が重症化するまで自覚症状がありません。

自覚症状が見られるようになったときには、病気がかなり進行していることが考えられますので、検査によって異常を早期に見つけることが大切です。また、場合肝臓そのものに異常があるのではなく、他の器官に異常があり、それが肝臓の異常数値となって現れることも多いので、肝機能障害が見つかった場合は、再検査により、その原因がどこから来ているのか調べる必要があります。肝機能障害の他には、高コレステロールや肥満、高中性脂肪など、生活習慣病に起因するものや、腎臓、膀胱疾患などが多く見つかる傾向があります。みなとみらいの内科のことならこちら