健康診断や人間ドックを受ける理由

子供の頃から一般の健康診断を受けますが、大人になると加えて、さらなる検査を希望するようにもなります。それが精密な検査が可能となる、人間ドックでの検査です。一般的な健康診断は、健康管理の基本として受けるものです。もっと詳細がわかる検査を希望するならば、人間ドックでの検査になります。

なぜ生涯にかけて、健康に関する検査が必要になるのかというと、病気の早期発見も目的となっています。日本人の死亡原因として、ダントツの原因となるのが、様々ながんによるものです。また、心血管疾患や脳血管も、亡くなる原因としてのリスクも高いものです。こういった症状が発症する前に、あるいは初期の段階で発見できるように、一般の健康診断や人間ドックは行われています。

早い段階であれば、早期治療もできます。確率的に見ても、男性の場合は5割の人が、女性の場合は4割の人が、一生のうちでがんにかかると言われています。男性で言えば、40歳を過ぎたら、8割にも及ぶ人が生活習慣病であるメタボリック・シンドロームです。あるいは、その予備軍です。

生活習慣病は大きな病気にもつながりやすく、軽視できない症状です。一般の健康診断でも、ある程度の基礎的な健康状態を知ることはできますが、よりキチンとした検査は、人間ドックでの検査になります。30代でも安心できるものではありません。年齢的にも35歳を過ぎたら、がん検診や特定検診など、人間ドックでの検査を受けておくと良いでしょう。