人間ドックで一回は受けたい肝炎ウイルス検査

人間ドックには、豊富なオプションが用意されています。生活習慣病や、ガンの早期発見を目的としているのが、人間ドックのにおける、主な目的です。しかし、健康状態は、人それぞれです。関心を持つ体の部位も異なります。

また、検査を受けておきたいメニューもあります。人間ドックを受けたら、一度は受けておきたいオプション検査として、肝炎ウイルス検査があります。人間ドックを受ける人にとって、あまり馴染みのない項目かもしれません。日本における肝臓がんの9割は、慢性のウイルス性肝炎により引き起こっています。

B型肝炎ウイルスや、C型肝炎ウイルスに感染したことが、キッカケとなっているのです。生まれた時にB型肝炎ウイルスは、母親から感染します。注射針の共用といった血液感染するのは、C型肝炎ウイルスです。これらは性病での感染の可能性も持っています。

慢性ウイルス性肝炎に感染していないか、特に40歳を過ぎた人は、1回は受けておいたほうが良い検査になります。C型肝炎ウイルス感染した場合、HCV抗体が体内に産生されます。検査では血液から、こういった物質を抽出します。肝臓障害のリスクとなる肝臓がんや、肝炎ウイルスでの感染症の有無を調べることができます。

C型肝炎ウイルスに感染したとき、HCV抗体は、体の内でつくられるものです。ウイルス感染がなければ、HCV抗体もつくられる必要はありません。そういった状態ならば陰性ですから、症状としても正常という診断になります。